絵本の読み聞かせは、赤ちゃんの言語を増やすためにとても効果的です。
以下の点が上げられます。

①語彙（ごい）の増加
絵本にはママが日常生活ではあまり使わない言葉が多く含まれているので、赤ちゃんが新しい単語を学ぶ機会が増えます。
特に0歳〜1歳のうちにたくさんの言葉を聞くことによって、1歳を過ぎてからどんどん言葉を発することができるようになってきます。


②言葉リズムの理解
1冊1冊の絵本は、絵本作家の方が何年もかけて絵や言葉を厳選し、時間をかけて作られています。絵本の文章はリズムや音韻が整っていることが多く、赤ちゃんが言語のリズムやイントネーションを自然に獲得することができます。


③理解力の向上
絵本の物語を通じて、赤ちゃんは状況や感情を理解する力が育まれます。こんなときはどうする？こう言うとどうなる？様々なパターンを知ることで、物事の理解力が向上。
さらに絵本のストーリーはほとんどがハッピーエンドで終わるものがほとんど。最後には必ずハッピーになれるという前向きな気持ちも育ちます。


④コミュニケーションスキルもアップ
絵本の読み聞かせを通じて、親子でのやりとりを楽しんだり、『かして』『いいよ』などのお友達との関わり方も絵本を通して楽しく知ることができます。様々な絵本に触れることでコミュニケーションスキルがどんどん向上していきます。

絵本の読み聞かせは、親子の絆を深める素晴らしい手段です。以下の点がその理由です。

①共通の時間を過ごす
絵本の読み聞かせは、何か家事をしながら、携帯を見ながらなど他事をしながらはできません。手を止めて、我が子としっかり向き合える毎日の絵本の読み聞かせの時間は、赤ちゃんにとって特別な時間となります。
この習慣が、赤ちゃんに安心感を与えます。


②肌のふれあい
読み聞かせの際に赤ちゃんを膝の上に乗せたり、抱きしめながら読むことでスキンシップが生まれ、赤ちゃんに安心感と愛情を感じさせます。


③感情の共有
絵本の物語や絵本に出てくるキャラクターを通して、親子で感情を共有して、さらに共感することで、親子の絆が深まります。
例えば絵本の中の悲しい場面で一緒に悲しんだり、楽しい場面で一緒になって喜んだり笑ったり、その共有する時間がとても大切です。


④信頼関係がより深まる
読み聞かせを通じて、赤ちゃんはお母さんやお父さん、身近な人の声を聞きながら安心し、信頼感を築いていきます。この信頼感は、子育てをしていく上でも、そして赤ちゃんがこれから成長していく上でも非常に重要です。



以上のように、
絵本の読み聞かせは赤ちゃんの言語発達と親子の絆を深めるためにとても強力なツールとなります。毎日の習慣として取り入れて、
赤ちゃんとの生活をより豊かにしましょう。

①年齢に適した絵本
０〜1歳：色彩が鮮やかで、大きなイラストが多いもの、シンプルなストーリーや言葉遊びの絵本

1〜2歳：短い文章と簡単なストーリーがあるものがおすすめ。触れることができる絵本や、しかけのある絵本も興味を引きます

2〜3歳：もう少し複雑なストーリーやキャラクターが登場する絵本も。
日常生活に関する絵本も効果的


②興味を引くテーマ
赤ちゃんが興味を引くテーマ（乗り物や食べ物、自然など）を選びましょう。
興味を引くことで集中力が高まります。


③言葉のリズムと音
韻を踏んだりリズミカルな言葉が多い絵本は赤ちゃんにとって楽しく、もっと読みたいという気持ちを高めるとともに、言語発達も促します。

①声のトーンと表現
赤ちゃんの想像力を伸ばすために、キャラクターによって声のトーンを変えたり、音量を変えてたりせず、一定の声質で読むことがおすすめです。赤ちゃんは自分の中で、『おじいさんはこんな声かな？』『女の子だからおんな風かな？』と想像を膨らませることができます。


②リズムとテンポ
赤ちゃんだから、より理解ができるようにゆっくりと読む必要があると私たち大人は思いがちです。
しかしそうではなく、
自然な言葉の速さで読むことが、赤ちゃんの集中力や理解力をより高めます。
ゆっくりとしたテンポで読むことで、赤ちゃんの集中力は続かず他のことに気を取られてしまいます。


③毎日の習慣にするために、絵本はいつでも手の届くところへ置く
普段赤ちゃんが過ごすスペースの、手の届くところに絵本を置きましょう。
その際、表紙が見えるように置くようにすることがポイント。
我が家は置く場所や置き方を変えただけで、子どもはその日から、絵本をたくさん手に取るようになりました。


④絵本を読み終わってすぐの一言
絵本が読み終わったら、『楽しかったね』『最後まで読めたね、嬉しかったよ』など毎回一言ポジティブな言葉を掛けることによって、赤ちゃんの気持ちが前向きになり、絵本への興味もどんどん増していきます。


これらの方法を取り入れることで、絵本の読み聞かせがより効果的になり、
赤ちゃんとの時間がさらに楽しく、充実したものになります。

夜寝る前の時間やお昼寝の前などの絵本の読み聞かせは、赤ちゃんがリラックスし安心感を得るためにオススメです。毎日の習慣にすることで、スムーズに寝付くことができるきっかけに繋がります。


しかし特に決まった時間にこだわらず
赤ちゃんの機嫌がよく落ち着いている時に行うのも良いです。ママの心の余裕がある時間にというもの大切です。ママの心は赤ちゃんにも伝わります。お互いが楽しめる心の余裕のあるときに、ぜひ絵本の時間を楽しみましょう。

絵本の読み聞かせの時には、テレビや音楽は消して、静かな場所な場所が理想です。赤ちゃんが集中できる環境を整えましょう。


また赤ちゃんが安心して絵本に気持ちが向けられるように、ママの膝の上に座らせたり、心地よいソファーやベッドの上など、
リラックスできるスペースを作りましょう。


照明は明るすぎず暗すぎないように工夫することで、目に優しくリラックスできる環境を整えることができます。


適切なタイミングと環境を整えることで、赤ちゃんは絵本の世界に没頭し、絵本を通してより自分の持っている力を伸ばすことができます。

①毎日のルーティンに取り入れる
絵本の読み聞かせは親子の特別な時間に。
この時間をルーティンにすることで、一日一回はお互いがリラックスができて、楽しみな時間ができます。


②一緒に絵本を選ぶ
本屋さんや図書館で一緒に絵本を選ぶことを楽しみましょう。赤ちゃんが興味を示した絵本を選ぶことで、絵本の読み聞かせの時間がさらに楽しくなります。


③テーマに合った遊びを取り入れる
"公園で遊ぶ"がテーマの絵本を読んだら、公園へ出かけてみる
"食べ物"がテーマの絵本を読んだらスーパーへ行ってお野菜などを実際に見てみる
そんな経験を通して、
赤ちゃんは絵本のストーリーをより深く理解することができたり楽しむことに繋がります。

①感情を共有する
物語の中のキャラクターの、嬉しい、悲しい、寂しい、幸せなどの感情を一緒に感じ、共有することで赤ちゃんの情緒の発達に繋がります。


②反応を尊重する
赤ちゃんの反応や考えを尊重することで、自尊心が育まれます。
また絵本についてどう思ったのか聞くことは、親子の絆を深める大切な時間となります。


③絵本をテーマにした会話
日常生活の中で、『これ、あの絵本にも出てきたね』『絵本ではこうだったね』など、絵本に出てきた事柄について調べたり話したりすることで、絵本の世界がより広がります。



これらの方法を通して、絵本を読み聞かせるだけではなく、赤ちゃんとの関係を深めて子育てをより【　楽しいもの　】にすることができます。
絵本は親子のコミュニケーションツールとしてだけではなく、成長をサポートするより貴重なアイテムとなります。

いかがでしたでしょうか？


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